菩提山は長寿の市街の西にあり、平地から約598メートル、面積は約15平方キロメートル、うち核心景区が約5平方キロメートル。長寿湖、天台寺、楠木院森林公園、蓮花石とともに区の風景名勝に数えられ、区にはこの山の名を持つ街道まである。まわりは四川盆地の東側、平行嶺谷の南端の浅い丘陵で、西に明月山、その最高峰の五華山が標高1,010メートル。高い山ではないが、この一帯では珍しい高みで、頂に立てば川と町を一緒に見渡せる。山の名は、そのまま街道の名にもなっている。
雑誌から
菩提山――寺と、石段と、僧が残した山の名
長寿の西にある598メートルの山、2014年に再建された北宋の禅寺、山門と老祖殿のあいだの1,789段。
同じ街をめぐる · 長寿区 ↗598メートルの山
1,789段の石段
菩提寺は山の頂にある。北宋の創建で、達磨道場、禅宗真脈と呼ばれ、歴代たびたび毀されては建て直され、現在の建物は2014年10月に落ちた。敷地は六十余畝、木造の堂宇は約4,500平方メートル。山門、天王殿から鐘楼と鼓楼を経て、大雄宝殿と蔵経楼へと順に並ぶ。山門と老祖殿のあいだに1,789段の石段、万寿天梯が走る。石段は付属の通路ではなく、この山の主轴である。登り切れば、山を下から上まで読んだことになる。石段の数は、山の高さを段に置き換えた数字でもある。
山の名はどこから来たか
長寿県志は山の名を一行で説明する。この山を菩提と呼ぶのは、禅宗の祖師菩提達磨がここで説法したからだ、と。同じ県志は県の名も説明する。蜀中広記の引く説では、長寿山がこの地に立っており、そこに住む人は長生きした。元末の明玉珍はそれによって県を名づけた。寺の宝物も並ぶ。スリランカの菩提樹、貝葉経、仏陀の舎利、木彫の仏像108体、そして高さ6メートル、重さ6トン、金糸楠の沈木を丸ごと彫った菩提達磨像である。山の名、県の名、寺の品々が、同じ一冊に並んでいる。