白塔は薊州古城の西南角、独楽寺の真南三百メートルのところに立つ。もともとは寺の一部であった。伝承では隋代に創建され、遼の清寧4年、1058年に再建されたといい、塔内の木材の炭素14年代測定はこの古いほうの説を支えた。下部は密檐式の塔として築かれ、上部は伏鉢形に収められている。中国の建築史はこの組み合わせを、遼塔のうちでも珍しい例の一つとして扱う。基壇には木造須弥座を模した磚積みがあり、楽人と舞人の浮き彫りが刻まれている。
隋の基壇、1058年の遼の再建、そして踊り手が刻まれた磚の台座。