ひとつのものから知る河南

河南省.

甲骨、岩壁、山あいの一杯のお茶

安陽の甲骨、洛陽の伊河沿いの岩壁、神垕の窯。それぞれが、河南の異なる顔を開いてくれます。太行山の岩を切り開いた運河と、丹江口から北へ向かう水の流れをたどり、さらに南の信陽では茶畑の斜面や村の中庭へ。目の前のものから、その土地の背景を少しずつ読み解きます。

龍門石窟,洛陽市

洛陽市

龍門石窟

伊河の対岸から見ると、龍門の仏像群はまず一続きの岩壁として目に入ります。近づくにつれ、大小さまざまな石窟や龕が見えてきます。岩に刻まれた跡から、洛陽の信仰と造営をたどります。

この場所を読む

河南を知る三つの入口

殷の都、磁器の町、南部の山地。それぞれから異なる物語が始まります。

安陽にある殷墟博物館の外観。

安陽市

殷墟(殷墟考古遺跡)

王が祖先に問うた言葉が亀甲と牛の肩胛骨に残る殷後期の王都。いまは川沿いの新しい博物館で見られます。

鶏公山, 信陽市:外観

信陽市

鶏公山

標高768メートルの花崗岩の峰。1902年にアメリカ人宣教師が築きはじめた別荘の避暑集落は、今も数百棟を数える。

ひとつの糸口から読み進める

品物、水、手仕事、食卓を手がかりに離れた土地を結びます。どの糸口からも、独立して読める記事へ進めます。

都市が地下に残したもの

甲骨に刻まれた問い、二里頭の街路、青銅器に記された名、城壁の下に埋もれた町。古代都市を読む四つの手がかりです。

岩と山に信仰の場を築く

龍門の崖に刻まれた仏像、少林寺の塔林、地形に沿って建つ風穴寺を見比べ、岩や地形が建築にどう関わるかをたどります。

水を必要な場所へ届ける

太行山の岩壁を通る紅旗渠、丹江口近くの陶岔渠首、信陽の南湾ダム。水辺の風景を支える導水と保全の仕事を見つめます。

手仕事が生む色

木版が顔料を受け止め、窯の火が釉薬の色を変えます。朱仙鎮の年画、神垕の鈞磁器、汝州の汝磁器を通して、素材と技の違いを見ていきます。

一碗から食卓へ

鄭州では麺を引き伸ばし、洛陽では汁物を順に味わい、開封では小籠包を開き、道口では鶏を代々の煮汁で煮る。食べ方にも土地ごとの違いがあります。

河南の南へ、山あいで変わるリズム

信陽では、鶏公山の避暑別荘から毛尖茶の斜面へ、さらに郝堂の田んぼや中庭へ。中原の南に広がる暮らしをたどります。

十一の都市から、さらに読み進める

都市を選ぶと、その土地の見どころと記事コレクション全体をたどり、自分なりの読み方を見つけられます。

写真の出典と権利情報
  1. 龍門石窟,洛陽市xiquinhosilva · CC BY 2.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 表示用画像とサムネイルを縮小し、WebPに変換。
  2. 安陽にある殷墟博物館の外観。Tim Wu · CC BY-SA 4.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 表示用画像とサムネイルを縮小し、WebPに変換。
  3. 禹州鈞磁と神垕の窯場,許昌市Windmemories · CC BY-SA 4.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 表示用画像とサムネイルを縮小し、WebPに変換。
  4. 鶏公山, 信陽市:外観Gary Lee Todd, Ph.D. · CC0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 表示用画像とサムネイルを縮小し、WebPに変換。