西湾は呂梁市臨県、磧口鎮の村で、山西省西部の黄河の地にある。行政村の連なりは短く、正確である。村、鎮、県、市。この連なりが重要なのは、村が持つ指定がすべてこの経路で与えられるからだ。磧口鎮は一つの社区と数十の村を管轄し、高家坪や高家山から李家山、黒水溝までを抱える。西湾もその一つである。このうち西湾と李家山は伝統村落として数えられ、町のなかの小さな一群をなすのであって、町全体が歴史的なのではない。村の記録は、創建の年ではなく、これらの国の名簿から始まる。
雑誌から
磧口古建築群のなかの西湾村
呂梁市臨県、磧口鎮の村。二つの第1批指定と、国の磧口古建築群の七つの住居群の一つという位置から読む。
同じ街をめぐる · 呂梁 ↗港町の一村
九年を隔てた二つの第1批
村の公の記録は二つの日付である。2003年10月8日、中国歴史文化名村の第1批に告示された。単体の建物ではなく村を名指す国の名簿である。2012年12月17日には中国伝統村落の第1批に入った。目的の異なる第二の国の名簿で、前者は歴史的価値を認め、後者は構造がいまも使われている集落を認める。両方の第1批に名を連ねたこと、それが記録の語る村の位置のすべてである。なぜ西湾が選ばれたのか、どの建物が数えられたのか、どちらの名簿が作られたときこの地がどう見えたのかは書かれていない。
2006年の建築群のなかで
西湾は、自分のものではない第三の指定にも現れる。2006年に磧口古建築群が全国重点文物保護単位の第6批に入ったとき、その住居は七つの場所に残ると記された。磧口鎮の町なか、西湾、高家坪、自家山、垣上、寨子山、李家山である。建築群の構造は、土と木かられんがと石、窯洞まで及ぶとされる。つまりこの村は二つの枠で同時に保護されている。名を挙げられた歴史的な村として、そして港の建築群の一部として。二つの枠の働きは違う。一方は共同体を守り、他方は構造を守る。