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殊像寺:脇殿の像

再建を重ねた歴史を持つ小さめの寺。ひとつの堂のために選ぶ。高さ9.87メートルの彩色の文殊菩薩が狻猊に乗り、壁には五百羅漢が描かれている。

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山の小さな寺

殊像寺は台懐の南西部、塔院寺のすぐ南西にあり、隣の寺々より小さい。6,400平方メートル、堂宇は50余り、庭が斜面に沿って次々に続く。歴史は大きさが示すより長い。東晋初めに始まり、唐の時代に再建され、元の1325年、明の1496年にも建て直された。省級文物保護単位であり、漢族地区の全国重点寺院でもある。名は文殊菩薩を本尊とすることから来ている。漢語でも文殊、知恵の菩薩であり、この山に属する菩薩である。

像とその顔

文殊殿のなかに、この寺がある理由の像が坐す。彩色の文殊菩薩で、竜の子で獅子に似た狻猊に乗る。像は高さ9.87メートル、山内で最も高い文殊像である。床から見れば菩薩の顔ははるか上にあり、下の獣は目の高さで、頭を巡らせている。壁には塑像の絵が五百羅漢の川渡りを伝える。作り手が壁を水と体と舟で満たせる題材である。そのように作られた像は漆喰から浮き出し、壁は平らな絵なら失う深さを保つ。

山を背にした堂

寺は斜面の裾に組み込まれるように建ち、中軸の奥の堂は迫る地面に接して、屋根はそれに合わせて段々に上がる。その位置は像と同じくらい、この場所を説明している。文殊菩薩のための家が、その菩薩の属する山に置かれ、台懐の中心から歩いて行ける距離にありながら、自らの静けさを保てる距離にある。入口には般若泉と呼ばれる泉が湧き、澄んで冬も凍らない。寺をここに据えられたもうひとつの理由である。水、斜面、そして菩薩。この三つが庭の塀の位置を決めた。

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