引松運河が湖と農地を変えた道のり
前ゴルロス灌漑区で起きていた排水と塩害の問題から、田畑、湿地、水管理における引松運河の現在の役割までを追う。
引松事業は、地図上の線にとどまらない地域の大規模な水利ルートだ。8年をかけて建設された全長53.85キロの水路は、ポンプ場ではなく自然の高低差を利用する。政府の記録によると、数千人の作業員が手作業でルートを切り開いた。その後、この水系は、塩害地や湿地の多かった県で灌漑用水を得る環境を変える一助となった。本稿では、河川、湖、湿地、農地をつなぐ土木施設として運河をたどり、農業に関する整備前後の統計は、もとの記録にある年代と結びつけて紹介する。
前ゴルロス灌漑区で起きていた排水と塩害の問題から、田畑、湿地、水管理における引松運河の現在の役割までを追う。