土地を味わう
蓮根のもち米詰め・金木犀風味
桂花糯米藕 Guìhuā nuòmǐ ǒu
夏の蓮の下で育った、冬の甘いひと口。

輪切りの蓮根は、小さな窓が並んだようです。穴の一つずつに米が詰まり、琥珀色の蜜と金木犀の花が表面を飾ります。甘さも歯ざわりも、ゆっくり味わいたくなります。
西湖の蓮は、雨を受ける葉、水面の花、乾いた花托と、姿を変えてきました。その下の泥では根茎が育ち、涼しくなるころに厨房へ届きます。
米を穴に少しずつ詰め、甘い煮汁でじっくり煮る。切り口に、手仕事の丁寧さが現れます。夏の景色が、箸で持てる小さな甘味になりました。
もうひとつの味覚
心に残った味。
金木犀風味のもち米詰め蓮根は、お祝いの好物。
もう少し深く
材料から食卓まで。
物語を厨房までたどり、材料と一般的な作り方を見てみましょう。


