三峡ダムは宜昌市三斗坪にあり、西陵峡の一帯で長江を横切っています。堤体を境に、上流側の貯水池と下流の川が分かれます。ダムがあっても、峡谷の風景すべてが途切れるわけではありません。崖や集落は上流と下流の双方にあります。その立地に目を向けることが、ダムが何を制御しているかを理解する第一歩です。
雑誌から
長江を横切る巨大な壁
宜昌の三斗坪では、三峡ダムが発電や航行と、川や集落を変えた貯水池を結びつけています。
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西陵峡の三斗坪
水、電力、行き交う船
タービンを通る水が発電を行い、閘門や船舶用エレベーターが水位差を船に越えさせます。洪水調節も、この事業の大きな目的の一つです。これらの機能は一つの構造を共有しながら、それぞれ異なる運用上の要請に応えます。発電所の巨大な能力のそばで、閘門をゆっくり進む船の姿もまた、事業の規模を別の形で伝えています。
岸辺の暮らしも変わった
貯水によって水位や航行条件、集落の地理が変わりました。人々は移転し、文化的な場所は記録され、移設され、あるいは新たな環境のなかで保存されました。移転した秭帰県の県城は、この大きな歴史に入る地域の一つの手がかりです。工学の面と岸辺での暮らしの両方から事業を捉え、どちらかを他方の飾りに縮めないことが大切です。

