薬草茶の薬缶を覆うガラス蓋には、内側に水滴がつく様子が見えます。マカオ政府の広報誌によると、その水滴は茶がいれたてで熱いことを示しています。店の小さな工夫が見た目と接客をつなぎます。薬缶には蓋があり、注文する前から客は温かさを読み取れます。
茶の味は一様ではありません。濃く苦いものもあれば、澄んだ甘いものもあります。複数の薬草を合わせた力強い茶から、単一の素材を生かした穏やかな茶まで、店ごとに異なる味があります。カウンターに並ぶ薬缶は、地域でなじみの立ち寄り先における味の選択肢であり、すべての店が共有する一つの決まった処方ではありません。

