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炳霊寺:黄河の赤い断崖に刻まれた石窟

黄河北岸の赤色砂岩に刻まれた炳霊寺石窟には、420年の紀年題記、川に向く大仏、時代ごとに変化した仏教美術が残されています。

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川を見下ろす断崖

炳霊寺は臨夏回族自治州永靖県、小積石山の大寺溝、黄河北岸にあります。峡谷を進むと、河川と崖が一体となった地形が目に入ります。石窟は白亜紀の赤色砂岩に開かれ、多くの像は岩から直接彫り出されました。木や石の芯に泥を盛って造られた像もあります。大きな坐像が黄河を向き、崖の寺院と眼下の水路を結び付けています。

169窟に残る年代

169窟の墨書題記は建弘元年、すなわち西暦420年と記されています。中国の石窟内に残る最古級の紀年記録の一つで、炳霊寺の仏教美術を考える確かな手掛かりです。この日付は題記そのものの年代を示し、石窟群のすべてが同時に造られたことを意味しません。全体では216の窟龕に800体を超える像があり、壁画は約1000平方メートルに及びます。長い時間をかけた造営と芸術活動の記録です。

石材から読む造像

赤色砂岩は崖面を直接彫る技法を支えました。別の窟では泥塑が形をつくり、彩色が細部を加えます。169窟は早期の造像と題記で知られ、ほかの場所には後世の作品も残っています。素材に応じた仏像表現を見比べられる点が、石窟群の魅力です。ユネスコ世界遺産センターの地図は炳霊寺を「長安―天山回廊のシルクロード」の構成資産1442-027に記載し、河谷の石窟を広い交通・文化ネットワークに位置付けています。

炳霊寺石窟の赤い崖と大きな仏像。
炳霊寺石窟の赤い崖と大きな仏像
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  1. 炳霊寺石窟の赤い崖と大きな仏像出典ページに作者の記載なし · 権利状況は未確認 元写真の出典 ↗ 向きを補正し、縦横比を保って縮小、WebP化。トリミングや修整なし。