波密から南へ向かう道路は、標高約3,700メートルのガロンラ・トンネルを抜け、1,000メートルに満たないベイベン郷へと下る。林芝市の観光部門が2023年に紹介したルートによれば、この下りは数時間で通過でき、墨脱の九つの垂直自然帯を横切る。雲の上にあるトンネルから、雅魯蔵布江に沿って暖かな河谷へ降りていく道筋は、標高差を想像する手がかりになる。
林芝市の地理資料は、なぜこの道の景色が大きく変わるのかを示す。市域の最高地点と最低地点の相対高差は7,627メートルに及び、山脈の間には河谷が刻まれている。扎墨公路を進む旅では、垂直の地形は数字にとどまらない。道端の植物や村の景色が次々と変わっていく。
