雲南民族博物館は昆明の滇池のほとりにある。2022年に公表された施設紹介は、収蔵品を約5万組または点とし、衣服と制作、文字資料、楽器、仮面、瓦、工芸美術、陶器などの展示室を挙げている。これは当時の紹介に記された館の分類であり、現在展示中の品すべてを示す最新目録ではない。
こうした分類によって大規模な収蔵品を見て回りやすくなる一方、来館者の期待も形づくられる。衣服の展示室では色や形の比較から見始めるかもしれず、文字資料の部屋は書くことや伝承へ目を向けさせる。何を並べ、どんな見出しを付けるかを決める展示構成そのものが、現代の解釈行為である。