現在の九龍公園の土地には、かつて英国軍のホイットフィールド兵営があった。現存するS61とS62は、1890年代後半の建築と考えられている。1967年から兵営跡地は段階的に政府へ引き渡され、文化・余暇施設として再開発された。九龍公園は1970年に一般公開された。管理された軍事施設の周囲は、誰もが利用できる公共空間へと役割を変えた。
雑誌から
兵舎から遺産学習の場へ
19世紀末の兵舎2棟は公園と博物館を経て、文化遺産教育センターとなった。
この地区 · 油尖旺区 ↗
軍事用地
博物館の仮住まい
2棟は1983年から1998年まで香港歴史博物館の仮館舎として使われた。公園内で博物館が運営される間、展示室と収蔵品がかつて軍に仕えた建物に入り、都市の歴史を紹介した。博物館の移転後、古物古蹟事務所が2003年に建物を修復し、2005年に文物探知館として整備した。
遺産を学ぶセンター
文物探知館には常設・テーマ展示室、講堂、教育活動室、参考図書館がある。展示、講演、学習活動では、建築遺産や考古学に加え、建物や考古資料の調査方法も紹介する。旧兵舎は軍人の宿舎、博物館、遺産教育という三つの公共用途を経験した。用途が変わるたびに建物内の活動は変化したが、建物は公園に残った。公園の動線沿いにあるため、遺産学習は日常の余暇空間に組み込まれている。
公共史としての再利用
S61とS62は軍事、博物館、遺産教育の場を務めてきた。壁面は旧兵営の輪郭を公共公園の中に残し、探知館は建物とその歴史を伝える。現在の九龍公園では、余暇とこの場所の過去の公共用途が結びついている。