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デプン寺――斜面に広がる僧院

集会堂、学堂、問答の中庭が、ラサ西郊の岩山を上る集落のような僧院を形づくっています。

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デプン寺の建物群が広く岩の多い斜面の麓に集まっています。
遠景から、山腹に広がる集落のようなデプン寺の建物群が見えます。

斜面に生まれた集落

デプン寺はラサ西方、ゲンペル・ウツェ山の麓から斜面にかけて広がります。建物は左右対称の正面に集まるのではなく、白壁が標高の変化に沿って段々に続き、大きな堂が小規模な建物の間から現れます。遠景では、街路が山に引かれて上っていく集落のように見えます。

1416年に創建されたデプン寺は、ゲルク派の重要な中心となりました。寺名は一般に「米の山」と訳され、斜面に重なる淡い色の建物がその連想を強めます。遠くから一体に見える景色のなかには、異なる宗教・教育空間が含まれています。

学びのために組織された場所

僧院の組織を理解するうえで、学堂(扎倉)は欠かせません。公的な紹介によると、かつて七つあった学堂はロセリン、ゴマン、デヤン、ンガクパの四つに統合されました。これらは大僧院の内部機関であり、教育と共同生活にそれぞれの建築的な中心を与えます。

ツォクチェン大集会堂は別の規模の集まりを担います。柱、掛け布、絵画、彫刻が内部を形づくり、学堂と関連施設は斜面全体に活動を分散させます。デプン寺を巨大な一堂とみなすだけでは、中央の集会と周囲の小さな共同体との関係を見落とします。

デプン寺の入口にある白い建物のそばに牛が立っています。
入口を近くから見ると、僧院の個々の建物の規模がわかります。

開かれた場所にも役割がある

問答の中庭はまた異なる環境をもたらします。公的な説明では、学堂の近くの樹木が植わる中庭に位置し、外の岩山と対照を成します。学びは屋内と屋外の両方で行われます。堂では集会が開かれ、中庭には議論と応答のための場があります。

デプン寺は大きな宗教画を掲げる儀礼を通じて、ラサのショトン祭でも重要な役割を果たします。斜面は一時、より大規模な公共の集まりの場となります。日常の制度空間と祭礼の利用が同じ地形に共存し、山には一年のなかで複数のリズムが生まれます。

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写真の出典と権利情報
  1. 遠景から、山腹に広がる集落のようなデプン寺の建物群が見えます。Jan Kranendonk ( https://www.jankranendonk.nl ) · CC BY-SA 4.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗
  2. 入口を近くから見ると、僧院の個々の建物の規模がわかります。Jan Kranendonk ( https://www.jankranendonk.nl ) · CC BY-SA 4.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗