渤海上京の宮城では、主要な殿舎跡五棟が中心軸上に並んでいました。このうち第3号址は列の最北端に位置する高台状の建物で、第3号址と第4号址は一つの建物群を構成していました。この二つの基壇は都城の配置を考えるうえで重要です。列の中の一つの建築単位であり、互いに離れた二棟の殿舎ではありません。
雑誌から
渤海上京・宮城跡第3号址
保存計画では、高台状の建物跡が宮城の中心軸上に位置することを示し、その配置を読み解く手がかりを説明しています。
同じ街をめぐる · 牡丹江 ↗宮城の建物配置の北端
中心軸に沿う五つの基壇
殿舎列を囲む宮城区域は石造の城壁に囲まれ、規模は約620メートル×720メートルでした。外側には水堀が巡っていました。文化遺産の説明では宮城を東・中央・西の三区に分け、主要な殿舎は中央区に置かれていました。南門には両側の門口があり、北の玄武門は別の囲いを挟んで外城の北門に向かい合っていました。こうした数値や配置から、第3号址が孤立した基壇ではなく、境界の明確な内城に位置することがわかります。