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撫順の黒玉:暗い素材を輝かせる

黒玉は、撫順の石炭の歴史を小さな尺度の彫刻へつなぐ。ノミ、研磨、ハンドバッグのような意外な題材が、暗い素材を目を引く品へ変える。

工業資源の隣にある素材

ジェット、すなわち黒玉は、石炭に関わる黒い有機質の宝石素材で、彫刻や研磨ができる。撫順では煤精(meijing)と呼び、ときに「煤玉」という印象的な流通上の表現も使う。その言葉は重んじられる外観と用途を示すもので、鉱物としての玉になるわけではない。

琥珀とも異なる。ただし撫順の工芸事業や文化遺産の説明では、両者はともに登場する。琥珀は木の樹脂が化石化したものだ。ひとつの工房が異なる二つの有機質素材を扱い、それぞれに形と仕上げの選択を行うことがある。

それでも、石炭とのつながりは都市の物語に重要である。工業資源の環境から来た素材は、燃料や採掘だけで理解されず、形を保ち、磨ける性質のために選ばれることもあった。

判断の連なり

国の工芸記録は、切る、削る、穴を開ける、研ぐ、磨くといった作業を挙げる。それぞれ異なる動作であり、機械的に従う一つの万能な手順ではない。荒取りが量を定め、より選択的に除くことで、人物、開口、器を形づくる。表面の作業は、完成した形の上の光の動きを変える。

シュアンホーシン(Shuanghexing)工房の紹介は、素材を選び、見極め、図を描いてから彫る過程を説明する。その歴史には、黒玉と並ぶ工芸である琥珀彫刻に、木工用のノミや鉋の刃を使ったこともある。受け継がれた道具の語彙は、制御して削り取ることを通じて工芸をつなぐ。刃が表面に触れ、選んだ量を取り去る。

磨いた黒い表面では、輪郭がとりわけ重要になる。光が稜を捉え、丸い部分をなぞる一方、くぼみは暗いままだ。成形と仕上げを合わせて見るべき、光学的な理由である。光沢だけでは、仕事を説明しきれない。

彫刻を施した光沢のある黒い花瓶が、花や葉、1匹の蝶に囲まれている。白い背景の前で、装飾的な台座に載っている。
撫順の公式文化遺産紹介に掲載された、磨かれた黒い彫刻作品。掲載ページには素材、作者、作品名の記載はない。

工房の歴史から、ハンドバッグへ

国の文化遺産の解説は、撫順の黒玉彫刻の20世紀初頭の継承者として、ジャオ・クンション(Zhao Kunsheng)とジャオ・ジンリン(Zhao Jinglin)の名を挙げる。記録の中のその位置は、鉱山に匿名の起源を置くのではなく、つくり手の歴史を工芸に与える。後の工房も、人物、動物、器の形を教え、発展させた。

とりわけ興味深い作品群が、2023年の中国国際輸入博覧会へ出品された。公式報告は、『一角のサイ』『古獣香炉』とともに、『ハンドバッグ』と『手袋』を挙げる。参加者には、省級の文化遺産の伝承者ウー・ポン(Wu Peng)もいた。

ハンドバッグと手袋は、異なる素材の連想を持ち込む。運ぶこと、触れること、柔らかさでなじみのあるものだが、彫られた版は硬く磨かれた形に支えられる。動物や香炉の隣で、これらの日用品の題材は、工房の表現を身につけ、使うものへ広げている。

記録が残せること

工芸の保護に関する2023年の省の回答は、撫順の黒玉彫刻の刊行物とともに、文章、写真、映像による記録を説明する。形式ごとに残せる証拠は異なる。写真は完成した輪郭を記録し、動画は工具の持ち方や向きの変え方を見せる。どちらも、実践でその判断力を育てることと全く同じではない。

選別、成形、研磨が、素材の地質学的な生涯を、つくり手の働く生涯につなぐ。よい器や人物像は、工業生産量だけで測る歴史には現れないほど小さな判断に支えられる。彫り手の手の中で、採掘に関わる資源は、手に取り、眺め、保管するための品となる。

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写真の出典と権利情報
  1. 撫順の公式文化遺産紹介に掲載された、磨かれた黒い彫刻作品。掲載ページには素材、作者、作品名の記載はない。出典:Fushun Municipal Bureau of Culture, Tourism, Radio and Television. 撮影者と画像ライセンスは記載されていません。 · 権利状況不明 元写真の出典 ↗ 元の縦横比を保持し、必要な場合のみ表示用コピーを縮小しています。拡大、トリミング、修整は行っていません。