活性化されたブルーハウス群は、ブルーハウス、イエローハウス、オレンジハウスの三棟からなり、1920年代から1950年代にかけて建てられた。色は見分ける手がかりだが、建築様式も異なる。ブルーハウスは張り出したバルコニーを持つ4階建ての唐樓。1920年代築のイエローハウスは3階建ての店舗住宅二棟で、木製階段や裏手の厨房付属部分を共有し、新古典主義風の装飾がある。1950年代築のオレンジハウスは、かつての材木置き場に建つ鉄筋コンクリートの住宅で、通り側の間口は狭く、側面の壁は大きく露出している。
雑誌から
ブルーハウス群:三棟の唐樓、三つの時代
活性化されたブルーハウス群は1920~1950年代に建てられた三棟の住宅から成り、居住機能を保ちながら地域文化活動を行っている。
この地区 · 湾仔区 ↗三棟の建物、三つの時代
日常を支える建築
この一帯には都市住宅の実用的な特徴が残る。木製階段は上階の住戸をつなぎ、イエローハウスの裏には厨房の付属部分があり、ベランダやバルコニーは生活空間を通りへと広げる。ブルーハウスの土地は1978年に政府へ返還され、外壁も同年に青く塗られた。三棟の建物は、初期の店舗住宅から機能的な集合住宅へと、灣仔の住宅景観が数十年にわたり変化した様子を伝える。家族の暮らしの尺度で見れば、出入り、料理、外を眺めること、家と路地の狭い間を共有することが建築に刻まれている。
人が住み続ける保存プロジェクト
発展局のパートナーシップ計画によって再生されたブルーハウス群は、住宅としての用途を保ちつつ、香港故事館でのワークショップやガイドツアーなど地域・文化活動を行う。閉じた博物館でも、商業施設への単純な転換でもない。住民が暮らし続ける一方、公共プログラムが訪問者を地域の物語へと招く。2017年にはユネスコ・アジア太平洋文化遺産保全賞の優秀賞を受賞した。住まいと共有の文化活動が共存し、保存が灣仔の都市生活と結びついている点が、この計画の特徴だ。