色彩丘陵は泥岩、砂質泥岩、頁岩、礫岩、砂岩などの堆積層からなる。張掖の観光資料は紫紅、灰緑、黄緑、灰黒の帯を挙げ、朝夕の光によって明暗が変化すると説明する。地殻変動と侵食が異なる層を露出させ、色は岩石そのものの違いから生まれた。乾燥した環境では斜面が植生に覆われにくく、稜線に沿う地層の連なりが見える。
雑誌から
張掖の丘陵に走る色の帯
臨沢・粛南の斜面には、白亜紀の泥岩や砂岩が帯状に露出する。乾燥地の地層景観は張掖国家地質公園の保護範囲にある。
同じ街をめぐる · 張掖 ↗岩層が生む色
臨沢と粛南にまたがる保護地
色彩丘陵は張掖市街から離れた臨沢県と粛南裕固族自治県にまたがる。2022年の市条例は、張掖国家地質公園の総体計画内にある保護区域を定め、面積を54.797平方キロメートルとし、両県政府と地質公園管理機関に管理責任を割り当てている。行政境界をまたぐ地形であるため、一つの展望台や景区入口だけでは全体を捉えられない。
地質公園の地層を読む
「色彩丘陵」という名が示すのは、異なる成分の堆積層が斜面に連続して色を見せる風景である。張掖の景区名には「丹霞」が使われる一方、ユネスコの世界遺産「中国丹霞」は南方の別の構成地を指す。ここでは国家地質公園と白亜紀の堆積地層を手がかりにするとよい。展望地から見ると色帯は峰々に沿って続く。周囲の張掖にはオアシスの農地、黒河湿地、山地の縁もあり、異なる地形が市域を形づくっている。
