永定の湖坑地区にある洪坑では、最初に受け止めたいのは多様さだ。異なる輪郭、内部構成、装飾への意欲を持つ家々が集まる。有名な円形の囲いを見せるのは振成楼。福裕楼では堂と庭の連なりに目が向く。ほかの建物も加わり、孤立した記念物の目録というより、土地の中の対話のような広がりを作る。
それぞれが、わかりやすい課題に答えている。親族の世帯をどう集め、財産を守り、儀礼と日々の仕事の場所を作るか。その答えは円形でなくてもよい。「土の建物」を意味する土楼という言葉自体も、まず建設の伝統を指す。社会的な目的と素材には、土産物に描かれる輪郭よりも多くの可能性がある。
