東灘は長江河口にある、上海市崇明区内の特定の湿地だ。崇明島は地理的な陸地であり、崇明区は複数の島を含む行政区域である。この違いを踏まえることで、島を行政区全体と取り違えずに東灘の位置を示せる。ここで長江は東シナ海と出会い、水と土砂の動きが河口を形づくる。
河口の流れは細かな土砂を下流へ運び、水の勢いが弱まる場所に堆積させる。潮は干潟を覆ったり現したりし、水面と露出した地面の境界を動かす。ここは固定された緑の風景ではなく、川の流れと潮によってつくり替えられる生きた縁だ。変わり続ける海岸線は湿地の性格の一部であり、保全には自然の過程への配慮が必要だとわかる。
