楊浦濱江は上海中心部の東、黄浦江沿いにある。その物語は蘇州河とは異なる。ここでは広い川に、大規模な水道施設、発電所、ガス工場、紡績工場、倉庫、埠頭が向き合っていた。景色のために置かれた装飾的な工場ではなく、成長する都市を動かすインフラだった。
地区の歴史資料は楊浦を中国近代工業の発祥地の一つと位置づける。初期の近代水道施設、大規模な火力発電所、ガス工場がこの地域にできた。上海の工業史になじみのない読者にとって、これらは遠い機械の世界ではなく、きれいな水、電力、燃料という日常の仕組みを指す。川岸は市内の人々の生活と結びついていた。




