遼東湾の北端で、遼河はヨシの湿地、背の低い塩性植物、泥の干潟、浅い水域が広がる海岸に注ぐ。「双台河口」は、2004年12月に登録されたラムサール条約湿地の名称だ。それが表すのは、入口がひとつの庭園ではなく、さまざまな環境が組み合わさった生態系である。
ヨシ原と開けた干潟は、野生生物にそれぞれ異なる空間を与える。その多様さを意識すると、風景が読み取りやすくなる。カメラを引きつける赤い植物はその一部であり、背の高いヨシや、色彩の控えめな広がりにも独自の役割がある。保護された生息環境には、立ち入りの境界もある。来訪者向けの木道があるからといって、保護区全体に入れるわけではない。
