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龍脊の村々と、暮らしのある景観

平安村、龍脊古壮寨、大寨は、龍脊にあるそれぞれ異なる集落です。住民や家屋、生計の変化が棚田の景観を形づくっています。

同じ街をめぐる · 桂林 ↗
曲線を描く龍脊の棚田の下、村の屋根が前景を埋める。
2017年6月23日に撮影された龍脊の村の建物と田畑。

それぞれの村がある景観

龍脊は、桂林市の管轄にある龍勝各族自治県に位置します。景観に関する研究では、平安村、龍脊古壮寨、金坑大寨など、村を中心とする複数の景勝地が区別されています。

遠くから眺めると、棚田は途切れず続くように見えるかもしれません。日々の暮らしの尺度で見ると、耕地はそれぞれの集落を中心に広がり、村ごとに田畑や道、斜面との関わり方があります。

龍脊の茶色い棚田と水を張った棚田が、村の下の山肌を曲線状に囲む。
2016年12月16日、九龍五虎展望台から見た12月の龍脊。裸地と水を含んだ棚田が冬の季節の様子を伝える。

村ごとに異なる文化と具体的な場所

2022年の現地調査に基づく研究は、平安村と龍脊古壮寨を、黄洛瑶寨などの集落と区別して扱っています。地元機関の報道は、大寨を紅瑶の住民が暮らす村として紹介しています。

衣装、歌、建築の形は、それぞれの共同体や行事に根差しています。文化を紹介する催しも、家や田、仕事とともに村の暮らしの一部となり、広い景観に具体的な人々の地理を与えています。

急斜面に建つ家、道、田

地域の報道は、大寨村の木造建築が斜面に沿って段状に建ち並ぶ様子を伝え、その配置を地形と結びつけています。道は家々と耕地、物の移動をつなぎます。村の姿をつくるのは屋根の連なりだけでなく、日々の仕事でもあります。民宿は客を迎える場ですが、住居は住民の私的な空間です。接写や通路をふさぐ行為は、住民が普段どおり場所を使う妨げになりえます。

龍脊で、高い棚田の畦と若い稲のそばを石の小道が通る。
2017年6月23日に撮影された、龍脊の耕作地にある道と棚田の土留め。

観光への思いは住民の間でも異なる

2012年、平安村の住民を対象に、観光が社会や文化に及ぼす影響を尋ねる研究が行われました。収入、インフラ、人間関係、文化生活の変化などを含む質問に対し、回答者の意見は概して肯定的でしたが、経験した変化に応じて考え方には違いがありました。

調査が示すのは、影響が一様ではないことです。ある事業が一世帯の選択肢を広げる一方で、隣人の身の回りの環境を変えることもあります。この研究が記録しているのは、2012年時点の住民の声です。

複数階の観光客向け建物のそばで、棚田が山腹を曲線状に囲む。
宿泊施設のそばの龍脊の棚田。農業と観光基盤の近接を示す。出典に記載された撮影日:2017-06-23。

日常も景観の一部

研究者は龍脊を、森林、集落、耕地がつながり合う景観として捉えています。観光地図で展望台が強調される場所でも、住居や耕作地は景観の一部であり続けています。作物、家族経営の商い、新しい建物といった日常の営みは、この地域の共同体ごとの祭りや衣装、建築と並んで、龍脊の文化史を形づくっています。

探索を続ける · 龍脊の棚田 ↗
写真の出典と権利情報
  1. Rutger van der Maar · CC BY 2.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗
  2. 2016年12月16日、九龍五虎展望台から見た12月の龍脊。裸地と水を含んだ棚田が冬の季節の様子を伝える。Arian Zwegers · CC BY 2.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗
  3. 2017年6月23日に撮影された、龍脊の耕作地にある道と棚田の土留め。Rutger van der Maar · CC BY 2.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗
  4. 宿泊施設のそばの龍脊の棚田。農業と観光基盤の近接を示す。出典に記載された撮影日:2017-06-23。Rutger van der Maar · CC BY 2.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗