中国無形文化遺産館の2009年の記事は「一代造屋、三代修屋」という地元の言い回しを記録する。壁が家の骨格をつくり、後の世代が彫刻や仕上げを加えて、その家らしさを形にする。
雑誌から
徽州の家:門口、中庭、彫刻門楼
門口、中庭、村の共有空間に、家族の長い営みが表れる。
同じ街をめぐる · 黄山市 ↗世代を重ねて建つ家
家の顔となる門
同記事は裕福な家の精緻な門楼を取り上げる。入口は奥の部屋より先に路地と向き合い、彫刻と規模が家の表情をつくる。すべての住宅の特徴ではなく、上質な家に見られる資力や身分の表し方だ。
家のまわりにある村
ユネスコは西逓と宏村を建物、集落配置、水系が一体となった景観と紹介する。戸口は路地や隣家、水のある環境へ開く。村ごとに細部は異なるが、建築と場所、水の関係が評価されている。
共有施設と住まい
2009年の記事は商人が祠堂、寺、学校、道路、橋などの公共事業に寄与したと記す。堂は一族を集め、学校は学びを支え、橋は道をつなぐ。住宅への投資も村の暮らしの一部だ。ユネスコも両村を建物、配置、水系の一体として紹介する。