雑誌から

砂と水に刻まれた名前

鳴沙、沙井、薬泉、月牙泉。地名には音、使われ方、特徴的な形が重なっています。

同じ街をめぐる · 酒泉 ↗

音で覚えられた山

鳴沙という名は、地形に音の性質を与えます。景区の沿革資料には、古い名として沙角山も記されています。よく知られる名は動く砂と響きを思わせ、砂丘を印象的な体験と結び付けます。斜面が静かなときにも、その意味は鮮やかです。

楼閣と葦が曲がる水際に並び、背後に砂丘の斜面が続く。
泉辺の楼閣、葦、連なる砂斜面をとらえた岸辺の景色。

沙井と薬泉

景区の記録には、沙井や薬泉という以前の呼び名も残ります。水がこの場所の記憶の中心だったことを示す名前です。乾燥地では水源が強い目印になります。今日見える地形に加えて、使われ方や土地の記憶との結び付きを言葉が伝えています。

輪郭から生まれた名

月牙泉という名は池の曲線に目を向けさせます。高所からは両端と丸い岸の関係がはっきりし、水辺に近づくと同じ形が岸沿いに広がります。名はその輪郭を敦煌の外へ運びます。音が砂丘の名をつくり、簡潔な弧が泉を記憶に残る像にします。

砂地の広場に泉辺の楼閣と木々が見え、背後に砂斜面が広がる。
泉辺の楼閣と木々、その後ろの砂斜面が広場を囲む。
探索を続ける · 鳴沙山と月牙泉 ↗
写真の出典と権利情報
  1. 泉辺の楼閣、葦、連なる砂斜面をとらえた岸辺の景色。Laika ac from UK · CC BY-SA 2.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 向きを補正し、縦横比を保って縮小、WebP化。トリミングや修整なし。
  2. 泉辺の楼閣と木々、その後ろの砂斜面が広場を囲む。Laika ac from UK · CC BY-SA 2.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 向きを補正し、縦横比を保って縮小、WebP化。トリミングや修整なし。