雑誌から

鋳直される青銅:上海博物館東館で時間を読む

上海博物館東館で青銅器は、暗く磨かれた表面だけのものではない。形、銘文、技法の変化から、古代の品が儀礼、工芸、後世の記憶をどう経たかが見えてくる。

同じ街をめぐる · 上海 ↗

まず正しい館を訪ねる

上海博物館には中心市街地に二つの館があり、常設展示も異なる。中国古代青銅館は浦東の上海博物館東館にあり、明清家具館は黄浦区の人民広場館にある。「上海博物館」がどちらを指すか曖昧になりうるため、この違いは大切だ。東館では一つの王朝に限られた展示ではなく、青銅器の形や用途の長い変遷を見られる。

青銅は合金だが、その歴史は化学だけでは語れない。博物館の解説は、夏・商・周から後世の復古に至る形をたどり、古い形が意識的に再訪された時代も扱う。中国史を初めて読む人にとって、王朝名は数千年に及ぶ大きな時代区分を示す。器物は長い年代を目に見える形にする。古い輪郭を保ちながら新しい用途を得る器もある。

多くの手がつくった表面

青銅の色は褐色から緑へ変わることがあるが、博物館はかつて金色、あるいは多彩だった表面を紹介する。職人はトルコ石や銅の象嵌、鍍金、彩色などを施した。光の線のように見える模様は自然にできたものではなく、加工された表面かもしれない。近くで見ると、重い「古物」は素材、技法、展示の選択を伝える証拠へと変わる。

銘文には別の見方が必要だ。名前、献納、出来事を記すものがあり、短い文でも展示ラベルの最初の一文に現れにくい人々や機関へ器を結びつけることがある。形と刻まれた印を一緒に読みたい。器体は持ち方、注ぎ方、置き方を語り、表面は作り手や所有者がどう見られたいと考えたかを示す。どちらの手がかりも単独では完結しない。

上海博物館東館 — 博物館所蔵の青銅器
上海博物館東館 — 博物館所蔵の青銅器
上海博物館東館 — 博物館所蔵の青銅編鐘
上海博物館東館 — 博物館所蔵の青銅編鐘

古い形に宿る新しい命

別の素材が広まっても青銅は消えなかった。宋・元・明・清の時代、作り手は古代の形を再び取り入れ、しばしば復古と呼ばれる実践を行った。祭器を思わせる品もあれば、香炉、花瓶、書斎の調度品となったものもある。古い視覚言語を使い直すことは、学識や趣味を表すと同時に、後の時代に合う品をつくることでもあった。

この流れから、展示室は記憶と発明の物語にもなる。器は古い時代の形を借りても、その複製とは限らない。東館の拡充展示は青銅芸術をより広い歴史の流れに置き、技法にも目を向ける。展示ケースの間を進むとき、馴染みある形が変わり始める箇所を探したい。ここで過去は封じ込められていない。読み直され、適応され、何度も見える形になる。

上海博物館東館 — 博物館所蔵の青銅器
上海博物館東館 — 博物館所蔵の青銅器
上海博物館東館 — 博物館所蔵の青銅器
上海博物館東館 — 博物館所蔵の青銅器
探索を続ける · 上海博物館東館 ↗
写真の出典と権利情報
  1. 上海博物館東館 — 博物館所蔵の青銅器Shanghai Municipal Government; photographer not specified · 利用許諾は明示されていません 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 全構図を保って縮小しWebPに変換。動画形式の原図は静止画で表示。
  2. 上海博物館東館 — 博物館所蔵の青銅編鐘Shanghai Municipal Government; photographer not specified · 利用許諾は明示されていません 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 全構図を保って縮小しWebPに変換。動画形式の原図は静止画で表示。
  3. 上海博物館東館 — 博物館所蔵の青銅器Shanghai Municipal Government; photographer not specified · 利用許諾は明示されていません 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 全構図を保って縮小しWebPに変換。動画形式の原図は静止画で表示。
  4. 上海博物館東館 — 博物館所蔵の青銅器Shanghai Museum · 利用許諾は明示されていません 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 全構図を保って縮小しWebPに変換。動画形式の原図は静止画で表示。