雑誌から

足元に広がるカルサーダ

ポルトガル式カルサーダはマカオの広場と通りをつなぎます。模様を施した石畳の伝統は、街の歩行者空間の一部として今も手入れされています。

マカオの白黒石畳に組み込まれた人物のモチーフ。
マカオの白黒石畳に組み込まれた人物のモチーフ。

歩く速さで出会う模様

ポルトガル式カルサーダは、マカオの広場や通りに敷かれた舗装の一部です。市政署は、伝統的な石畳の維持を続け、公共空間や道に用いる方針を示しています。この路面は日常の都市デザインに属します。人々は用事でその上を歩き、広場で立ち止まり、舗装をたどって別の地区へ移動します。

歩く速度で眺めると、店先や建物の正面の下に舗装が連続した視覚の面として広がります。広場に特徴ある地面を与え、その素材の表情を周囲の通りへ延ばしています。模様は一つの記念建造物に限られず、人々が街を歩くために使う公共空間に現れます。

マカオの白黒石畳に組み込まれた人物のモチーフ。
マカオの白黒石畳に組み込まれた人物のモチーフ。

石でつくられる道筋

市政署は、カルサーダが地区と観光地点を結ぶと説明しています。装飾的であると同時に実用的でもあり、道路や広場に共通の路面を与えながら、公共空間を歩きやすくします。模様が視線を導くことはあっても、日常における舗装の役割は歩行を支えることです。

マカオの都市の個性は、異なる文化の建築を通して語られることがよくあります。カルサーダはその歴史を地面の高さへと連れてきます。住民が日々目にする公共デザインの一要素として、路地と広場、街の一角と別の一角をつないでいます。

マカオの公共空間に敷かれた白黒の石畳。
マカオの公共空間に敷かれた白黒の石畳。

使われ続ける舗装の手入れ

石畳は何千もの足音を受けてすり減ります。市政署がカルサーダの維持を掲げているのは、文化的な景観であると同時に現役のインフラでもあるからです。手入れを続けることで、公共の広場や道を使える状態に保ち、マカオの都市景観の一部となった路面を残しています。

広場に模様が広がるときや、横断箇所で足元の素材が変わるとき、舗装はとりわけ目に留まります。しかし、より重要なのは行き先を結ぶ路面としての連続性かもしれません。カルサーダは、歩く人の足元に受け継がれる、街の静かな文化的記憶の一つです。

マカオの公共空間に敷かれた白黒の石畳。
マカオの公共空間に敷かれた白黒の石畳。
マカオの白黒石畳に組み込まれた人物のモチーフ。
マカオの白黒石畳に組み込まれた人物のモチーフ。
マカオの公共空間に敷かれた白黒の石畳。
マカオの公共空間に敷かれた白黒の石畳。
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写真の出典と権利情報
  1. deror_avi / CC BY-SA 3.0 · CC BY-SA 3.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗
  2. マカオの白黒石畳に組み込まれた人物のモチーフ。deror_avi / CC BY-SA 3.0 · CC BY-SA 3.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗
  3. マカオの公共空間に敷かれた白黒の石畳。Jorge Láscar from Australia / CC BY 2.0 · CC BY 2.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗
  4. マカオの公共空間に敷かれた白黒の石畳。Jorge Láscar from Australia / CC BY 2.0 · CC BY 2.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗
  5. マカオの白黒石畳に組み込まれた人物のモチーフ。yeowatzup / CC BY 2.0 · CC BY 2.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗
  6. マカオの公共空間に敷かれた白黒の石畳。kewl / CC BY 2.0 · CC BY 2.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗