黄姚は、広西東部にある賀州市昭平県に位置する。よく知られた石畳の通りだけで、町の構成が分かるわけではない。広西の民政関連資料は、姚江、小珠江、興寧水などを町の特徴として挙げている。丘や川辺、渡り場が建物の連なりを断ち、歩くときの距離感や向きを変えていく。
細い路地が川へ向かって開けることもあれば、建物が通りと水辺に別々の顔を向けることもある。渡り場は小さな地区同士を結ぶが、それらを同じものにはしない。「水郷」とだけ呼ぶと、傾斜地、水路、石の路面が組み合わさって生まれるこの町ならではの姿を見落としてしまう。


