喜洲の白族中庭住宅には、一つの固定した間取りがあるわけではない。大理市の説明は、「三坊一照壁」や「四合五天井」と呼ばれる四方形の中庭を含む、複数の形式を挙げる。前者では三つの棟が主室の向かいに立つ高い目隠し壁に向かい、建物の間に小さな採光庭が入る。後者では四棟が中央の庭を囲み、隅に四つの小庭が設けられる。
こうした配置は見た目だけでなく、人の動きも整える。目隠し壁は光を中庭へ反射し、屋根のある廊下は日々の活動に雨よけの場所をつくる。間取りは家族が共有する中心を見せながら、規模や増築の違いも受け入れる。大きな屋敷には複数の中庭があり、小さな家には簡素な構成が使われることもある。呼び名が指すのは一律の平面ではなく、形式のまとまりである。