2024年8月、ナクチュのゲサル競馬場でチャチン競馬祭が始まりました。公式プログラムでは、競走や騎馬演技に、各県の芸能団の公演、伝統衣装のショー、草原コンサート、グオジュアンの輪舞、地元産品の市場が組み合わされていました。ここで大切なのは、祭りが馬同士の勝負だけではないことです。人々が演じ、見物し、売買し、顔を合わせる場でもあります。内容は年ごとに変わるため、ここで扱うのは2024年のプログラムです。固定された慣習の一覧ではなく、現代の祭りの一時点を伝える記録として読めます。
雑誌から
ナクチュのチャチン競馬祭――速さ、技、草原の集い
2024年のチャチン競馬祭では、競走に音楽や舞踊、衣装披露、市場が並びました。現代の祭りが多様な人々の営みをどう受け止めるかを伝えます。
同じ街をめぐる · ナクチュ ↗馬を中心に開かれる祭り
長距離レース
新華社の2024年大会の記事は、伝統的な10キロレースを追っています。検査を終えた騎手たちが列を作って出発し、観客の声援が響くなか、色とりどりの祈祷旗が風にはためきました。騎手にはまだ十代の人もいました。取材を受けた一人は6歳から乗馬を始めたと語っています。若い競技者のなかには早くから馬に親しむ人がいると分かる一方、全員の経歴が同じという意味ではありません。記事によれば、プログラム全体には千頭を超える馬が参加しました。長い距離だからこそ、短い周回ではなく、長いコースを進むなかで持久力が見えてきます。
馬と騎手
記事は動物への世話にも目を向けます。色鮮やかな布をまとい、たてがみや尾を編まれた馬。靴で馬を傷つけないよう、靴下のまま鞍に乗る若い騎手もいました。あるレースの後、疲れた馬を連れて観覧席のそばを歩く飼い主に、人々がカタを差し出し、回復を助けようと脚に水をかけたといいます。これは一度の大会で報告された場面であり、普遍的な飼育規則ではありません。祭りの熱気が、一頭ごとの動物をよく知る人々の注意と結びついていることを示しています。勝った馬は皆の誇りになり、競走の前後にある世話の仕事も表に現れます。
現在につながる伝統
2025年の公式記事は、後の大会を比べる手がかりになります。そこにも10キロの伝統競走、多くの参加者、その他の公開イベントが記録される一方、2024年の記事はその年ならではの構成を描いています。二つの記録から見えてくるのは、変化しながら続く姿です。競馬は中心にありつつ、周囲には現代の舞台演目や商い、メディア発信が加わります。チャチンという名は、毎年同じ光景が繰り返されるという意味ではありません。そのつど内容を組み立てる、定期的な集いを指します。ナクチュの競馬場は一時的な出会いの場となり、熟練した騎乗、家族と馬との結びつき、現代の公共祭典が同時に見えるのです。