青岩では、足元の敷石、路地脇の壁、大きな門の輪郭と、石がさまざまな尺度で現れる。狭い路地は視界を絞り、門をくぐると景色が開ける。中庭は公共の通りから私的な空間へと移る境目になる。個々の記念建築だけでなく、建物同士のつながりにも目を向けたい。
雑誌から
石が町の姿を語る
青岩の城門、石畳の路地、中庭をたどり、貴陽市花溪区の軍事集落から日々の町へと続く歴史を読む。
同じ街をめぐる · 貴陽 ↗
歩く速さで見える町
絵になる路地の前に
この町の歴史は、一般に1378年にさかのぼる明代の軍事集落と結び付けられている。駐屯地に必要だったのは城壁だけではない。長く続く集落には家族、交易、宗教空間も加わった。寺院や彫刻を施した門、中庭には、時代ごとに積み重なった異なる必要が表れている。
古い通りにある今の用途
青岩は観光地でもあり、店や文化活動が今日の通りの姿をつくっている。現在の店舗は今の利用を示すが、町に付された一つの年代が、建物すべての年代を示すわけではない。石造り、駐屯地の記憶、変わり続ける商いを、町を止まった景色にせず一緒に読むことができる。川辺の甲秀楼と並べると、青岩は地域の歴史をより身近な尺度で見せてくれる。
