獅子頭の下にいる人

胡志斌の陶塑『獅舞吉祥』では、口を開けた獅子頭が高くそびえ、その下で白いランニングシャツの演者が膝を曲げて姿勢を支える。赤、白、黒の細部が目を引き、人物の構えが力を形にする。

陶塑は一度の演舞の動きをその場にとどめる。鮮やかな獅子の顔と、動きを生み出す人が同時に視界に入る。現代の石湾陶塑が、土地になじみ深い題材を造形作品へ変えている。

荔枝の葉の間の鳥

清代の石湾窯で作られた、彩釉の荔枝と雀の壁掛けには、静かな情景が残る。大きな緑の葉が、表面に起伏をつけた荔枝を囲み、鳥が果実の枝へ頭を差し入れる。羽、嘴、胴が背景から浮き上がり、植物と動物が凝縮した浮彫になる。

二つの作品は、陶土によって異なる尺度と構図を作る。一方では演舞が立体の人物像となり、他方では鳥、果実、葉が壁に掛ける画面へ収まる。形づくりと釉薬の表面との関係が、それぞれの表現を支える。

「公仔」は一種類ではない

南海博物館の2026年石湾陶芸展では、この二作品がほかの陶器や陶塑とともに展示された。出品作には館蔵品と、仏山市新石湾美術陶瓷廠が提供した作品が含まれる。具体的な作者の作品と古い器物が、共通の展示の文脈に置かれた。

石湾陶芸には器、動物像、小さな造形、建築装飾もある。陶塑は幅広い用途の一部だ。胡志斌の演者像と、作者名が展示記録に記されていない清代の壁掛けが、動きと静景、現代の署名作家と旧作という二つの入口を示す。