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壁画とタンカ――松賛林寺の絵画世界

壁画の主題と携帯できるタンカは、松賛林寺の宗教画に異なる場を与えます。2011年の曲靖展覧会告知は、寺の掛軸画を境内の外で展示する計画を伝えています。

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聖なる空間を形づくる図像

2019年の雲南ニュース特集は、松賛林寺の壁画に描かれる主題として、時輪曼荼羅、十相自在、四和合図、輪廻図を挙げています。装飾場面を無作為に並べたものではありません。仏教寺院の内部に宇宙観、倫理の教え、記憶された物語を持ち込み、建物の儀礼生活と図像を共存させます。

同じ特集は、寺を壁画、彫像、タンカが一体となる視覚環境として示します。公的な文化紹介の語り口ですが、挙げられた主題は絵画を色彩だけでなく一つの図像体系として見る具体的な手掛かりになります。人は部屋を進み、異なる大きさの図像と出会います。壁画は建築と結びついたままですが、掛軸画は運び出し、展示し、収納できます。

香格里拉・松賛林寺の殿堂空間と装飾。
香格里拉・松賛林寺の殿堂空間と装飾。
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香格里拉・松賛林寺の殿堂空間と装飾。
香格里拉・松賛林寺の殿堂空間と装飾。
香格里拉・松賛林寺の殿堂空間と装飾。
香格里拉・松賛林寺の殿堂空間と装飾。

移動するコレクション

2011年5月、チベット文化ネットワークが掲載した報道は、松賛林寺所蔵タンカの公開展が曲靖で開かれると告知しました。予定では6月中旬に曲靖文化センターで開催されることになっていました。寺の収蔵品として紹介され、作品群が伽藍の外から市民向け展示空間へ運ばれます。

タンカは色布で裏打ちした宗教的な掛軸画で、鑑賞や礼拝のために掛けられます。持ち運びのできる形式でも日用品ではなく、特定の機会に堂内へ運び、その後は巻いて保管できます。2011年5月の報道は曲靖での展覧会計画を発表し、文化交流として位置づけました。ここで確認できるのは企画の告知であり、展覧会が実際に開かれた証拠ではありません。

絵画が場所を越えて運ぶもの

壁画とタンカは異なる物質的なあり方を持ちます。壁画は部屋と建築、その場に集う人々に結びついたままです。タンカは守る人とともに移動し、別の部屋や町、展示会へ入ることができます。二つを合わせると、寺院の視覚文化は根を下ろすと同時に移動もすることが分かります。一方は建築空間の一部として出会う画像で、もう一方は大切に保管され、旅する絵画です。

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写真の出典と権利情報
  1. 香格里拉・松賛林寺の殿堂空間と装飾。BrokenSphere · 2008-05-16 · CC BY-SA 3.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 縦横比を保って縮小し、WebPに変換。切り抜き・拡大なし。
  2. 香格里拉・松賛林寺の殿堂空間と装飾。BrokenSphere · 2008-05-16 · CC BY-SA 3.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 縦横比を保って縮小し、WebPに変換。切り抜き・拡大なし。
  3. 香格里拉・松賛林寺の殿堂空間と装飾。BrokenSphere · 2008-05-16 · CC BY-SA 3.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 縦横比を保って縮小し、WebPに変換。切り抜き・拡大なし。
  4. 香格里拉・松賛林寺の殿堂空間と装飾。BrokenSphere · 2008-05-16 · CC BY-SA 3.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 縦横比を保って縮小し、WebPに変換。切り抜き・拡大なし。