赤水は2010年に登録された中国丹霞世界遺産の六つの構成地域の一つである。丹霞地形は大陸性堆積岩層に発達する。隆起した岩層の縁を風化と侵食が削り、崖、岩柱、峡谷、谷をつくった。赤色は岩そのものに由来し、火山溶岩によるものではない。赤水では急斜面に地層が露出し、その下に河谷が広がる。
雑誌から
赤水:赤い地層、河川と森林
赤い大陸性堆積岩、河谷、亜熱帯林が織りなす景観では、水が自然の造形と竹をめぐる暮らしの双方を形づくる。
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赤い地層が形づくる景観
地形に沿って流れる水
雨は峡谷や支流を下り、堆積岩の斜面を削りながら赤水河水系へ流れ込む。景勝地では、その関係が異なる形で見られる。仏光岩は大きく弧を描く崖、赤水大瀑布は急落する大きな流れ、燕子岩は森林、小滝、峡谷が組み合わさった場所である。水は岩の割れ目や斜面をたどり、植生は比較的安定した地面に根付く。河川はこれらの景観をつなぐが、世界遺産は一続きの眺望地ではなく、複数の構成地域からなる。
赤い地形の間に広がる森林
中国丹霞の遺産地は、赤い地形の間に広がる亜熱帯常緑広葉樹林を保護している。赤水では、森林が斜面を覆いながらも地質を隠さず、露出した崖と樹木に覆われた谷筋が交互に現れる。水は日陰の流路に集まる。シダ、広葉樹、竹はいずれも湿潤な山地環境に育つが、役割は異なる。森林は生息地をつくり、竹は人々によって栽培・加工されてきた。自然地形と工芸の歴史はここで交わるが、同じ物語ではない。
川と仕事の道
赤水河は景観であると同時に交通路でもある。流れと岸辺は人の移動を左右し、支流は山地の集落を本流につないだ。竹を扱う仕事は、こうした川と山の経済の中で育った。独竹漂の歴史はとりわけ、筏を操る人が流された竹を集め、筏へ戻す作業に根差している。赤い地層が地形を説明する一方、川の仕事は人々が水路をどう使ったかを伝える。両方を合わせると、赤水の自然過程と実践知が見えてくる。

