2016年の柳湾彩陶博物館の記事は、村の入口にある巨大な彩陶盆を紹介する。内壁には五人一組の踊り手が三組、手足をつないで輪を描く。大きさによって彩陶の意匠が村の目印となり、博物館の展示室に入る前から目に入る。記事は展示室の壺、把手のある器、フクロウ面の器なども取り上げた。踊り手が繰り返し円をつくる姿を見たあと、ほかの土器にある角ばった線や動物文と比べると、模様が動きを帯状につなぐ方法が見えてくる。
雑誌から
柳湾の彩陶――村の目印に描かれた踊り手
柳湾村に入ると、彩陶盆をかたどった大きな目印が訪れる人を迎える。内側には手足をつないだ踊り手が描かれ、近くの博物館ではその意匠が彩陶と墓地の歴史に結びつけられる。

現代の目印に描かれた古代の踊り手
彩陶の展示室へ
館内の彩陶は柳湾墓地に関わる考古資料の一部だ。展示では土器に骨製道具や磨製石器が並び、装飾された壺だけにとどまらない。器形は日常の用途を思わせ、墓地に関する展示は品々を埋葬の文脈に置く。村の目印と館内展示は、同じ地域の遺産に触れる二つの方法を示す。前者は人目を引く大きな像、後者は発掘された品とその背景を軸にする。屋外の円形の踊り手から展示室の多様な形へ進みながら、現代の造形とそれが想起させる考古資料を区別できる。
ほかの展示ケースは彩陶の視覚的な幅を広げる。記事は橙赤色や紫赤色の器面に黒い幾何文や動物文が描かれた例を挙げ、蛙文壺、把手付き壺、フクロウ面の器、人頭壺、陶製の靴も紹介する。反復する線は一つの器面を組み立て、立体的な顔は別の器の輪郭を変える。骨の刀、叉、匙や磨製石器も陶器とともに展示され、新石器時代から青銅器時代にかけての生活と技を示している。
