雑誌から

礼拝堂、二つの塔、再建の歴史:西寧の東関大モスク

五間幅の礼拝堂、並び立つ二つの塔、長い修復の歴史。東関大モスクは西寧の建築景観に独自の場所を占めます。

2025年5月撮影、東関大モスクの前方の建物。
2025年5月撮影、東関大モスクの前方の建物。

東を向く境内

東関大モスクは西寧の東大街にあり、境内は西に背を向けて東を向いています。青海局の建築紹介は、礼拝堂を中心建物として説明します。幅は五間、壁は煉瓦造り、屋根は一層の歇山式で、色釉瓦が葺かれ、棟にはチベット式の金色の宝瓶が立ちます。前面の左右には三層の邦克楼と望月楼があり、その先に門が続きます。広い中庭、中央の礼拝堂、対の楼、複数の地域的な意匠を集めた屋根の線が、境内の構成をつくります。

モスクは通りから見える正面だけではありません。礼拝空間が境内の中心をなし、楼と門が順序立った導入部をつくります。西寧東部の街並みでは、屋根だけでなく境内全体の配置からその姿を読み取れます。

再建を重ねた建物

同じ紹介記事は創建を1380年、明の洪武年間としています。その後の変化と修復も記録されています。1913年に旧跡で再建が始まり、1919年に完成。1926年と1946年には大規模な修繕と拡張が行われ、1999年にも大きな増築がありました。この重なる時間は、現在の境内を手つかずの単一建築ではなく、継続して形づくられてきた建築史として見せます。

文化観光部の報道は、東関大モスクをタール寺、北禅寺と並べて西寧の宗教景観を紹介しました。都市の背景は煉瓦、木、釉瓦、楼閣の細部に具体化されています。モスクの歴史は街区の歴史であると同時に、礼拝空間を再建し広げてきた世代の歴史でもあります。

2026年撮影、東関大モスクの中庭。
2026年撮影、東関大モスクの中庭。
2024年撮影、東関大モスクのミナレット。
2024年撮影、東関大モスクのミナレット。
探索を続ける · 西寧 ↗
写真の出典と権利情報
  1. 2025年5月撮影、東関大モスクの前方の建物。Michał Beim · CC BY 4.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 切り抜かず縦横比を保って縮小し、WebPに変換。被写体の追加・削除・再構成はしていません。
  2. 2026年撮影、東関大モスクの中庭。Wikiwakhan · CC0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 切り抜かず縦横比を保って縮小し、WebPに変換。被写体の追加・削除・再構成はしていません。
  3. 2024年撮影、東関大モスクのミナレット。xiquinhosilva · CC BY 2.0 元写真の出典 ↗ 権利情報 ↗ 切り抜かず縦横比を保って縮小し、WebPに変換。被写体の追加・削除・再構成はしていません。