都蘭の2018血渭一号墓から、ラクダと古チベット文字を刻んだ銀の方形印章が出土した。2023年、この印章は熱水墓群のほかの出土品とともに中国考古博物館の特別展に並んだ。報道によると、来館者が印章の前で足を止めたという。小さな品だが、墓主の身分、政治的な婚姻、青海道の往来といった大きな歴史的問いに結びついている。
雑誌から
熱水墓群を離れた銀の印章
2018血渭一号墓から出土した銀の方形印章は、2023年に中国考古博物館の熱水墓群特別展で展示された。小さな印面が青海道の政治関係や歴史的な往来へとつながる。

文字を刻んだ小さな品
公開展示の中で語られる遺物
展示は墓から出土した品を、移動と交流をめぐる博物館の物語へと組み込んだ。印文は「外甥阿柴王之印」と読まれ、墓主の地位や関係を考える手掛かりとなった。金銀器、織物、鉄器、漆塗りの木製品も加わり、展示は一つの解読にとどまらない。個々の品を見ながら、展示の説明を通じて墓や高原を越える歴史へと視線を戻す。